海外赴任・留学が決まったら! 子どもの「トラベルワクチン」がなぜ必要なのか|小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

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海外赴任・留学が決まったら! 子どもの「トラベルワクチン」がなぜ必要なのか

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海外赴任・留学が決まったら! 子どもの「トラベルワクチン」がなぜ必要なのか

ご家族の海外赴任や、お子さまの留学。新しい生活への期待が膨らむ一方で、ビザの取得や引っ越しの手配など、準備に追われて慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。

そんな忙しい準備期間の中で、保護者の皆様にぜひ早めに知っておいていただきたいのが「トラベルワクチン(渡航ワクチン)」についてです。

「日本の定期接種は全部打っているけれど、まだ何か必要なの?」 「そもそも、なぜトラベルワクチンを打たないといけないの?」

今回は、そんな疑問にお答えし、大切なお子さまが海外で安全に過ごすための予防接種について解説します。

トラベルワクチンはなぜ必要なの?

結論から言うと、トラベルワクチンが必要な理由は大きく分けて2つあります。

1. お子さまを「現地の深刻な感染症」から守るため

国や地域によっては、日本ではあまり見かけない感染症(狂犬病、A型肝炎、腸チフスなど)が日常的に発生しています。 特に子どもは、大人とは違う特有の行動をとるため、感染リスクが高まる傾向にあります。

  • 動物とのふれあい(狂犬病リスク): 海外では野犬だけでなく、猫や猿、コウモリなどが狂犬病ウイルスを持っていることがあります。子どもは可愛い動物を見ると、つい手を出して噛まれたり引っ掻かれたりしてしまうリスクがあります。

  • 遊びの中での感染(A型肝炎・破傷風リスク): 公園の砂場での泥遊びや、何でも口に入れてしまう行動から、土や水に潜むウイルス・細菌に感染するリスクが高まります。

 

地域により発生している疾患は異なりますので、渡航先の地域にあわせてワクチンのスケジューリングを行います。

各地域ごとにどのようなワクチンの接種が推奨されているかは、厚生労働省検疫所のホームページFORTHよりご確認いただけます。

FORTHはこちらをクリック

2. 現地の学校・幼稚園に通うための「パスポート」だから

赴任や留学の帯同において、実は一番の壁になるのがこの問題です。 アメリカをはじめとする多くの国では、現地の学校や幼稚園、サマーキャンプなどに参加する際、「現地が定めたルールの予防接種を完了していることの証明(英文証明書)」の提出が義務付けられています。

これが提出できないと、「健康であっても学校に入学できない」という事態になってしまいます。

「母子手帳が全部埋まっているから大丈夫」の落とし穴

「うちの子は、母子手帳にある定期接種を全部打っているから大丈夫ですよね?」というご質問をよくいただきます。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

日本と海外では、予防接種の「常識」が異なります。

  • 日本では「任意(自費)」のワクチン(おたふくかぜ等)が、海外では「必須」とされている。

  • 日本と海外で、打つべき「回数」や「年齢のタイミング」が違う。

そのため、日本のスケジュールを完璧にこなしていても、現地の基準に照らし合わせると「足りないワクチン」が出てくることがほとんどなのです。

スケジュール調整は「時間との勝負」です

海外赴任・留学に向けた予防接種は、まるで複雑なパズルのようなスケジュール調整が必要です。 ワクチンによっては「数週間の間隔を空けて、2回〜3回打たなければならない」ものもあり、出発の直前にご相談いただいても間に合わないケースがあります。

準備のスタートは、「渡航が決まったらすぐ」が鉄則です。 最低でも出発の2〜3ヶ月前には動き始めることを強くおすすめします。

まずは母子手帳を持ってご相談ください!

「どのワクチンが必要か分からない」「現地の学校から英語の書類を渡されたけれど、どうすればいいか分からない」とパニックになってしまう保護者の方も少なくありません。

どうか一人で抱え込まず、当クリニックにご相談ください。 お子さまの母子手帳と、赴任先・留学先から指定された書類(フォーマット)をお持ちいただければ、小児科医が以下のサポートを行います。

  • 現地の基準と照らし合わせた「足りないワクチン」の洗い出し

  • 出発日までに安全かつ効率的に終わらせる「同時接種」を含めたスケジュール作成

  • 学校へ提出するための「英文の予防接種証明書」の発行

慣れない海外生活のスタートを、ご家族が安心して健康に迎えられるよう、全力でサポートいたします。渡航の予定が決まりましたら、お早めにご予約・ご相談ください。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医

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